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DATE2024.01.13

この記事を書いた人

ひらい めぐみ

窓一面に広がる景色にひとめぼれ。ブルーをアクセントカラーに取り入れた、お気に入りの雑貨が並ぶ部屋。|熱海で暮らす、あの人のお部屋

 

14年住んだ金沢から関東へ移り住み、1年半前から熱海へやってきた山口さん(通称まるちゃん)。

 

 

地元はどちらかというと山が近い地域だったそうですが、金沢に住んでいたときは川がすぐ見えるお部屋に住み、今の熱海の部屋の決め手となったのも窓から見える海や街並みだったと言います。

 

 

まるちゃんの愛用品やインテリアを紹介してもらいながら、ここでの暮らしや熱海へ移住してきたことによる変化などについても教えてもらいました。

 

 

 

海と街並みが一望できる、大きな窓のついた部屋

 

 

 

 

まるちゃんが部屋を内見し、ひとめぼれしたのがこの窓から見える景色。

 

玄関の扉を開けた瞬間、熱海の街並みと海が目の前に広がり「ここに住んだら、毎日熱海を眺めながら生活できるんだ」と感激したのだそう。

 

 

 

 

また、見ず知らずの土地だった熱海の景色を見てふと気づいたのが、思い出の地であるブラジルのリオに街並みが似ていたこと。

 

 

海岸から山腹にかけて階段状に発達している地形や、南国に生える木が並ぶ通り、湾岸沿いにホテルが立ち並ぶ光景など、共通点がいくつもあったと言います。

 

 

 

 

寒いのが苦手で、暗い部屋で過ごしていると気分が落ちてしまうことから、まるちゃんにとって日当たりの良さは外せない条件。

 

 

大きな窓のおかげで、陽の光もしっかり入ってきて、日中は電気なしでも過ごせる明るさ。それ以前に他のお部屋もいくつか見ていたけれど、この物件を見た後は即決だったそう。

 

 

 

 

 

募集時は、マチモリ不動産がすでにリノベーションを行った後の物件でした。一際目を引くのが、ホワイトと少しグレーがかった落ち着きのあるブルーの2トーンカラーの壁。この壁の色に合うよう、家具は深みのあるブラウンのもので揃えたのだとか。

 

 

コーディネートのベースカラーを決めることで、ポップな色合いのインテリアを置いても空間全体がまとまって見えます。

 

▲ リノベーション前(元々は和室が2部屋が続く空間でした。)

 

 

▲ リノベーション後(白×ブルー×グレーの爽やかで大人っぽい印象に。)

 

 

 

部屋のあちこちにある楽器

 

 

続いて、お気に入りのインテリアや雑貨などを紹介してもらいました。

 

 

まずはインテリアとしても馴染んでいる楽器たち。なんと、今も週に1回都内へ通ってドラムを習っているそう。しかもこちらはブラジルの楽器。

 

 

 

 

学生時代に 民俗音楽部(!)に入部し、ブラジルの楽器や音楽に触れるようになったのだとか。

 

石川県の大学に通っている際、ひょんなことから日系ブラジル人の方が多く住む小松に行く機会があり、そこからブラジルの音楽だけでなく国そのものや文化にも興味を持ち始めていったと話します。

 

 

 

▲お部屋にはブラジル楽器のカヴァキーニョ(左)と沖縄の三線(右)も。子どもの頃からバイオリンを習っていて、楽器には馴染みがあったそう。

 

 

 

卒業後は辞めてしまうかもな、と思っていたブラジルの楽器も居住地が何度か変わりながらも続けてきたまるちゃん。

 

 

念願だったリオのカーニバルの現地観覧は、7年前に実現。「公用語のポルトガル語はわからなくても、パフォーマンスや会場の熱気だけで十分たのしむことができたので、あのとき行けてほんとうに良かったです」と当時をたのしそうに振り返っていました。

 

 

 

「福」のライト

 

 

ブルーとブラウンを基調としたお部屋のビビットなアクセントになっている、中国からやってきた「福」のライト。夜は、窓ガラスにぼんやりと「福」が映り込んで、より雰囲気が増して綺麗なのだとか。

 

 

 

 

 

 

バンブー素材のブラインド

 

 

カーテンをつけることも考えたものの、アジアンテイストのこのブラインドが合うのではと思い購入を決めたそう。先ほどの「福」のライトともよく合っています。

 

 

 

 

 

 

金沢の家具屋さんで購入したプロダクトデザイナーの時計

 

 

時計は金沢に住んでいたときに、市内の家具屋さんで購入した掛け時計。

 

 

 

 

プロダクトデザイナー・渡辺力さんがデザインしたもの。他にも金沢の家具屋さんで買ったという雑貨が、お部屋にいくつもありました。

 

 

 

家族から譲り受けたインテリア

 

 

かえるの置物かと思いきや、よく見るとテープカッターになっていました! 凝ったインテリアを集めていたおじいちゃんから譲り受けたもののひとつなんだとか。

 

 

 

 

 

収納スペースの目隠しカーテンはブラジルで購入したものかと勝手に想像していたら、お母さんがくれたのだそう。民藝ちっくなデザインが空間とマッチしていますね。

 

 

 

 

 

 

不便でも、ここだからこそあるもの

 

 

熱海に移住する前までは東京に住んでいたまるちゃん。熱海へ来て変わったことを尋ねると「これまでの暮らしは歩けばすぐ近くに駅もコンビニもあって、熱海と比べたらなんでも便利だった」と話しながらも、「だけど、朝起きて窓の外には海が広がっているのを見たり、自然に囲まれたこの街で住んでいる今の方が、精神的にはリラックスできています」と続けます。

 

 

 

 

 

また、「坂道がとにかく多いので、前より体力がついたかも」と笑って教えてくれました。

 

 

駅からまるちゃんのお家までの道のりは、いくつもの坂道を登った先にあります。最初は大変だったものの、住むにつれて次第に慣れていったそうです。

 

 

初めてお邪魔したまるちゃんのお部屋は、愛着を持っているお気に入りのもので囲まれているからか、ふわっと安心感に包まれる空間で、ついついのんびりと長居してしまいました。

 

 

 

 

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毎日過ごす部屋の中はもちろん、毎日眺める窓からの景色も、暮らしを左右する要素のひとつ。

 

 

間取りや部屋の内装はしっくりきているけれど、今の暮らしをより良くしていきたい方は、窓の外から見える街を好きになれるかどうか」についても一度考えてみるといいかもしれません。

 

 

 

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マチモリ不動産では、「まだ購入はちょっと…」と考えている方にも、賃貸の物件で「こんなお部屋に住んでみたい」というご要望に沿ったリノベーションが可能です。(リノベーション費用はオーナー、または弊社負担となります。)

 

 

地方への移住を考えている方、熱海でお住まいをお探しの方で賃貸のリノベーション物件をお探しの方は、ぜひお気軽にお問合わせください。

 

 

 

 

【熱海で暮らす、あの人のお部屋】

 

初めてのひとり暮らしでリノベーション。さんさんと光が降り注ぐ2DK