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DATE2023.02.17

この記事を書いた人

ひらい めぐみ

海が見える見晴らしのいい部屋で、愛猫とかけがえのない時間を過ごす|熱海で暮らす、あの人のお部屋

 

 

2020年の疫病流行を機に、わたしたちの「当たり前」は、がらっと一変しました。徐々に以前の生活に戻っている部分もありますが、リモートワークが進み、オンラインツールが発達し、家の中で過ごす時間が増えた方もいらっしゃると思います。家での時間が長くなると、これまで感じていた「快適さ」と、今の生活スタイルに合った「理想」にズレを感じてくることも、あるかもしれません。

 

 

住む家と同じくらい、「どのまちに住むか」は大事なこと。実際に、会社への通勤が不要になったことで、地方へ移住する人が増えているとも聞きます。

 

 

今回インタビューにうかがった林さんもそのひとり。コロナ禍で、これまでの住環境と理想の生活にズレがあると気づき、熱海への移住を決めたのだと言います。林さんに、都内から熱海への移住のきっかけ、お部屋のお気に入りポイント、熱海に移住してみて感じていることなどについてうかがいました。

 

 

 

お名前(職業):林さん(IT企業会社員)

敷地面積:34㎡

間取り:2K

築年数:45年

契約タイプ:賃貸

 

 

 

 

 

 

移住のきっかけ:以前から抱いていた「移住したい」という気持ちを、コロナ禍が後押し

 

 

4年ほど前から地方への移住を考えていたという林さん。しかし、コロナが流行する前は、移住のハードルが今より高く感じられ、「いつかできたら」とぼんやり考えていたと言います。

 

「会社が都内にあったので、『移住となると、異動届けを出さないと難しいかな……』と、なかなか踏み切れずにいました。ただ、コロナが流行したことでリモートワークができるようになり、移住を現実的に考えられるようになったんです」

 

 

 

 

「移住を本格的に考えるようになった時期は、ちょうど仕事で悩みを抱えていて、メンタルも落ち気味に……。そういった心境もあって、生活環境を変えてみたいなと思い、最初はふらっと一泊二日で熱海へ行ってみることにしました」

 

 

実は以前、ほかのまちにも、移住地候補として現地へ訪れたことがあったそうです。そのなかで熱海が決め手となったのは、東京からの「距離の近さ」だったのだとか。

 

 

 

「『移住』と言うには大袈裟なくらい、東京から離れていないな、と。移動時間も、新幹線なら品川で40分かからないですし。会社には成田から通勤している人もいたので、熱海は自分にとって通勤圏内だなと思いました。また、熱海は古くから観光地として栄えてきた地だからか、独特の『非日常感』を感じられるまちで。旅行が好きなので、住んでみたらたのしそうだなというのも、移住を決めた理由のひとつですね」

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント①:大きな窓を開けると、熱海の海が一望できるバルコニー

 

 

お部屋の気に入っているところを尋ねると、「ここはとにかく眺めがいいんです」と答えてくださいました。なんと、左方向には山、右方向には海が! きっと朝焼けや夕焼けの時間帯に見るこの景色もまた、素敵なんだろうなと思いました。

 

 

 

 

△ 広々としたバルコニーは、洗濯を干すだけでなく、椅子やテーブルを並べてのんびり本を読んだりくつろいだりできそう。

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント②:お部屋のシックなトーンに馴染むブルーグレーの壁紙

 

 

奥の壁の色は、林さんのご意向でブルーグレーに。アクセントカラーが加わると、お部屋作りを考えるのが、よりたのしくなりそうです。

 

 

 

 

 

△ 壁際に仕事用のデスクを置き、いつもこの場所でお仕事をしているのだそう。

 

 

以前のお部屋にはオフィスチェアがあったり、家でも仕事がしやすいような住環境になっていたそうですが、引っ越しを機に家具を一新。「仕事中心」から、「暮らし中心」のお部屋作りに変えたのだとか。

 

 

 

「東京に住んでいた頃は、家の中でさえリラックスできていなかったような気がします。ここへ引っ越してきてからは、ソファを置くようになり、仕事をする空間とプライベートで過ごす空間を切り分けています」

 

 

 

 

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント③:カフェのような、ミニマルな洗面台

 

 

 

賃貸の物件ではめずらしいミニマルな洗面台も、林さんのこだわりのひとつ。カフェやおしゃれなホテルに備わっているような、シンプルだけど愛着の持てるデザインに仕上げました。

 

 

 

 

 

△ ぽっかり満月が浮かんでいるような丸いシンプルなミラー、アイアンのタオルハンガーのブラックによって、凛々しい印象に

 

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント④:猫と暮らせる

 

 

 

引っ越しにあたって、林さんが物件を選ぶ条件として重要視していたのは、「猫と暮らせる」ことでした。

 

 

 

「熱海に旅行で来たとき、ennovaというゲストハウスに泊まったら、オーナーさんと仲良くなったんですが、その方がお家で猫を飼っていたんです。その様子を見ていたら、彼女にすっかり影響を受けて、僕も猫を飼いたくなり……。部屋を決めたときはまだ飼っていませんでしたが、昨年の10月にシャム猫のしのぶを迎えました」

 

 

 

 

 

△ しのぶちゃんを迎えてから、林さんもおうちで過ごす時間が長くなったそう。

 

 

 

△ キャットタワーは、明るいお部屋の雰囲気に馴染む丸みのあるデザイン。

 

 

 

最後に:熱海は、どんな人にも寛容なまち

 

 

 

東京から近いとはいえ、慣れない土地で移住となると、不安もつきもの。林さんも最初は、まちに住む人との人間関係が築けるかどうか、心配だったそうです。ところが、実際に住んでみると、熱海は移住しやすいまちだったと気づいたのだとか。

 

 

 

「熱海は観光地のイメージが強いかもしれませんが、移住者を歓迎するムードもあるんですよね。ennovaのオーナーさんが『熱海は移民でできているまちだからね』と話していたのも納得で、どんな人にも寛容だなと感じています」

 

 

 

 

 

 

また、熱海に移住したことでうれしい変化も。

 

 

 

「東京にいるときは無理をしている自分がいたんですが、熱海へ移住してからは自然体でいられるようになりました。一日の過ごし方も、がらっと変わりましたね。たまに早起きしてサンビーチまで散歩したり、週末は知り合いの畑に行って、野菜の育て方を教えてもらったり。あと最近バイクを買ったので、休みの日に湯河原まで温泉へ行くことも。住まいの場所を変えることで、暮らしがこんなにも変わるものなんだなと、自分でもびっくりしています」

 

 

 

「変わる」ということは、良いことであっても少しこわいこと。それでも林さんは、その変化を受け入れ、自分の暮らしをここちよいかたちに整えることをたのしんでいるように感じました。

 

 

 

林さんのご自宅Before/After

 

 

 

 

△ 和室から洋室へ、開放的なお部屋に。天井や壁を白に塗り替えたことで、よりお部屋が広く、明るい印象になりました。

 

 

 

 

マチモリ不動産では、「まだ購入はちょっと……」と考えている方にも、賃貸の物件で「こんなお部屋に住んでみたい」というご要望に沿ったリノベーションが可能です(リノベーション費用はオーナー、または弊社負担となります。)。

 

 

地方での移住を考えている方、熱海でお住まいをお探しの方で賃貸のリノベーション物件をお探しの方は、ぜひお気軽にお問合わせください。