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DATE2023.10.21

この記事を書いた人

ひらい めぐみ

初めてのひとり暮らしでリノベーション。さんさんと光が降り注ぐ2DK|熱海で暮らす、あの人のお部屋

 

 

ここ数年、都内から熱海へ移住をされる方が増えてきていますが、お仕事やご家族の事情など、とあるきっかけで熱海へ移住される方もいます。

 

 

「熱海で暮らす、あの人のお部屋」の第2回にご登場くださる島嵜さんも、そのひとり。今年の春から熱海でお仕事をするにあたって、地元から引っ越してきたそうです。

 

 

初めてのひとり暮らしで生活環境もがらっと変わったとのことで、新居での暮らしや、移住してみたことの変化などについてお話をうかがいました。

 

 

 

お名前(職業):島嵜さん(会社員)

 

敷地面積:約50㎡

 

間取り:2DK

 

築年数:築57年

 

契約タイプ:賃貸

 

 

 

 

 

移住のきっかけ:学生時代からのかかわりで、就職を機に熱海へ

 

 

学生時代から地方にかかわる仕事に興味を持ちはじめた島嵜さん。アルバイトで最初は群馬のみなかみ町に足を運ぶようになり、次第に熱海での活動にもかかわるようになったそうです。

 

 

「学生時代に地域活性の活動をしているプレーヤーの方々と知り合う機会があり、その頃から地方にかかわる仕事をしはじめていました。最初は『ちょっと面白そうだな』とついていく程度だったのですが、週に2回くらいのペースで通うようになると、熱海の方たちも顔を覚えてくださって、徐々にまちとのかかわりが深くなっていったんです。自分自身、熱海へ行けば行くほどまちの魅力を感じるようになっていたので、就職を機に熱海へ移住することに決めました。」

 

 

 

 

お仕事で訪れる前から旅行でも熱海へ来たことがあったそうですが、やはり旅行で来たときと実際に住んでみた今との印象は違うようで……。

 

 

「旅行のときは、風情のある観光地だな、という印象でしたが、住んでみると意外にこじんまりしていて、気候も良く、暮らしやすいなと。また、魅力的な個人のお店が集まっている代わりに、チェーンのお店が少ないところも、ここで生活するようになって初めて気づいたところですね。今はネットで買い物もできるので慣れれば平気な部分ですが、はじめは少し驚きました。」

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント①:キッチンの小上がり

 

 

玄関の扉を開けてすぐ目に入る、小上がりのキッチン。もともとは寝室を小上がりにできないかと島嵜さんがご相談くださり、マチモリ不動産のスタッフからのご提案で、キッチンに小上がりを作ることに。

 

 

 

 

 

「お話をしていくうちに寝室に小上がりを作る必要はなさそうだなと気づき、そちらはリビングと同じ床の高さのままにしていただいたのですが、その代わりにキッチンに小上がりを作ったら面白いんじゃないか、という話になって。」

 

 

 

▲キッチンにはお気に入りのお酒がずらり

 

 

「リノベーションをしていただく際に『友だちが来たときにみんなでわいわいお酒を飲めるような部屋にしたい』と伝えていたことから、腰掛けるのにちょうどいい高さの小上がりにしてもらいました。何人か座るには十分な幅があるので、椅子をいくつも並べる必要がなく、結果的に省スペースにもなってよかったです。」

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント②:オープンシェルフ

 

 

島嵜さんがリノベーションのご要望として伝えられていたもうひとつが、寝室の本棚です。

 

 

▲天板の位置が変えられるオープンシェルフを作りました。

 

 

 

「寝室に本棚は必ず欲しいなと思っていたので、事前にお願いしていました。壁のくぼみをうまく活用して本棚をつけていただいたおかげで、ベッドを置いても圧迫感がなく、とても気に入っています。」

 

 

 

お部屋のお気に入りポイント③:シルバーの配管

 

 

もうひとつのお気に入りは、シルバーの配管。現在はきれいにリノベーションされていますが、もともとはかなり年季の入ったお部屋でした。

 

 

▲リノベーション前のキッチンの様子

 

 

「この配管はわざわざつけてもらったわけではなく、構造上の理由で付けることになったそうです。部屋全体が白で統一されているので、このシルバーの配管がかえっていいアクセントになっているな、と。」

 

 

▲キッチンの小上がりから伸びるシルバーの配管。クリーンな白を基調とする空間の差し色になっています。

 

 

ビフォーが想像できないくらいぴかぴかに生まれ変わった島嵜さんのお部屋ですが、実は以前の装いが残る部分がところどころにあります。お手洗いとお風呂のドアには、趣きを感じるすりガラスが残っていました。

 

 

 

 

 

今の部屋で暮らすようになって変わったこと:朝の時間が好きになって、読書がはかどるように

 

 

熱海への移住前には実家住まいだったそうで、ここが初のひとり暮らしのお部屋。これまでの生活との違いについて尋ねると、ちょっと意外な回答をいただきました。

 

 

 

 

「実家でも家事や自炊はしていたので、そのあたりの苦労や変化はあまりなかったんですよね。今の部屋に引っ越してからのいちばんの変化は、読書がはかどるようになったことかな。実家にいた頃は買っても積読してしまうことが多かったんですが、休みの日には部屋で本をゆっくり読む時間が明らかに増えたなと感じます。」

 

 

 

 

 

「もうひとつは、朝の時間が好きになったこと。学生時代は家を出る前のぎりぎりの時間まで寝ていたけれど、引っ越してからは朝6時に起きてコーヒーを淹れたり、それこそダイニングで読書したり。「ひとり暮らしをするようになったから」というよりは、光がしっかり入る日当たりのいいこの部屋に、引っ越したからこその変化なんじゃないかなと思いますね。」

 

 

 

熱海でお気に入りの場所:起雲閣の「麒麟の間」

 

 

島嵜さんに、熱海でのお気に入りの場所を尋ねると、ちょっとニッチな場所を教えてくれました。

 

 

 

 

▲島嵜さんが撮られたお写真

 

 

「大正時代に別荘として築かれた起雲閣は、観光スポットとして有名な場所のひとつですが、特にその中でも『麒麟の間』がおすすめです。窓越しに見える庭がすごく綺麗で、人が少なそうな朝の9時から10時くらいの時間帯に行ってぼーっと景色を眺めるのが好きです。」

 

 

 

最後に

 

お仕事終わりには、ひとりでふらっとmarunowaコマドへ飲みに行くことが多いという島嵜さん。そこで飲んでいる知り合いの人たちと二次会へ行くこともしばしばあるのだとか。どうやったら地元の人たちと仲良くなれるのか、訪ねてみました。

 

 

「もちろん熱海で知り合いができてから移住したということもありますが、marunowaやコマドには僕と同年代の子たちが働いたりしているので、お店で飲みながら自然と会話をするうちに個人的にも仲良くなったりしましたね。」

 

 

 

▲市内や市外への移動は原付で。おやすみの日には海を横目にしながら、三島や沼津の方まで足を伸ばすことも。

 

 

「熱海は観光地だからか、人もオープンな気がします。あとは、ほんとうにちょっとしたことなんですが、『こんにちは』『先日はお世話になりました』って挨拶するだけで全然違うというか。仲良くしていただいているお店の前を、通りがかった時は挨拶したり、そういう挨拶を起点にしたコミュニケーションは地道なことだけどすごく大事だなと感じます」

 

 

 

***

 

 

コミュニケーションの手段としての最小単位である挨拶をないがしろにせず、ちいさな積み重ねを大事にしてきたからこそ、新しい暮らしを能動的に楽しめているのだろうなと感じました。

 

 

 

ご自宅Before/After

 

 

キッチン・ダイニングスペース

 

 

 

寝室・洋室

 

 

 

 

マチモリ不動産では、「まだ購入はちょっと……」と考えている方にも、賃貸の物件で「こんなお部屋に住んでみたい」というご要望に沿ったリノベーションが可能です。(リノベーション費用はオーナー、または弊社負担となります)

 

 

地方での移住を考えている方、熱海でお住まいをお探しの方で賃貸のリノベーション物件をお探しの方は、ぜひお気軽にお問合わせください。