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西口
Renovation Vol.1|築42年のマンションをニュートラルな空間にリノベーション
今回ご紹介するお部屋は、熱海駅から歩いて7分。
少し坂を登った先に建つ、クリーム色の壁とタイルが目印の5階建てのビルです。
ご近所には洋食屋さんや中華料理屋さん、喫茶店が並ぶエリアで、日替わりレベルで行かないと制覇できないくらい、たくさんのお店があります。
その中からお気に入りのお店を探すのもいいですね。
それでは室内をご紹介します!
建物の築年数は42年。大きな工事というより、今ある設備やモノを活かしながらのリノベーション。
洗濯機の位置はバルコニーからベランダに変更したのですが、そのほかの水回りは変わらずそのままの位置です。
【平面図写真3階・5階 *同じ間取り】
そして、こちらの物件は住む方を先に決め、リノベーションを開始しました。
まずは3階のお部屋から。
キッチン/ダイング
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ダイニングスペースに敷かれたクッションフロアの柄がレトロでとても可愛らしい!けど…こちらは劣化が激しいため、新しい床材を敷くことになりました。
(熱海は古い空き家も多いので、昔の姿も工事前に記録として残すことも大事だなあと感じます。)
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清潔感あふれる、明るいキッチンに。
風通しもよいので、爽やかな気持ちでお料理が楽しめそう。
バスルーム
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床部分が寒々しかったのですが…、
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まわりのタイルと調和が取れていて、レトロな壁のタイルがさらにかわいらしくみえます。
水回りはやっぱり綺麗がいちばん。
お風呂のサイズ的にはとてもコンパクトで、湯船も正方形に近いです。
しかしここは日本有数の温泉地熱海!
普段はさっと済ませるから良いけど、たまには足を伸ばしてゆったり入りたいなぁ~
なんて時は近隣の日帰り温泉を活用しても良いですね。
部屋
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部屋全体は、白く、統一感のある空間に変身。
和室だった2部屋は仕切りを取り除き、広々とした洋室へと変わりました。
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白ベースの部屋はどんなジャンルの家具でも馴染みやすいので、インテリアで遊べるのも嬉しい要素のひとつ。
床は寄木張り風のクッションフロアでカフェのようなスタイルに。
窓からの日差しも、部屋の奥まで入るようになり、暗い印象が無くなりました。
どこで寝転がっても気持ち良さそう〜。
続いては、5階の部屋です。
キッチン/ダイング
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床はコンクリート風のクッションフロアになり、スマートな印象に。
バスルーム
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5階のお風呂は白を基調とした明るい空間になりました。
お掃除もしやすそうです!
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襖を取り外したり、壁の色を変えたり。ちょっとしたアレンジでこんなに印象が変わるなんて驚きです。
また、窓からの陽もより明るく、レフ板のような効果が。
襖の中まで白いので、以前より広く感じます。
窓際で写真を撮ったらとても綺麗だろうなあと、妄想してしまうくらい自然光との相性が◎
そして、ダイニングスペースの壁一面は有孔ボードとなっていて、コートや帽子、鍵などを掛けることができます。
機能的な要素もばっちりです。
一度使ったらわかる、有孔ボードの便利さ。
自分好みにカスタマイズできたり、見せる収納としてもポテンシャルを発揮してくれる存在ですね。
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古いものに新しさを取り入れながら、その建物の個性を活かした空間づくり。
リノベーションはそういった背景だったり、より深める事ができたり、なんて面白い世界なんでしょう。
人と建物にとっても良い選択ができたらなあ、と思うのです。
そして、熱海暮らしの特徴のひとつ、生活の動線に「街」という存在が欠かせません。
お店もいろいろなお店があったり、ふらっと立ち寄れる場所がたくさんあります。
落ち着く場所が部屋という事はもちろん、海辺のカフェや、老舗の日帰り温泉だったり。
商店街や駅にも近い、せっかくの街中物件。
街と繋がりながら自分仕様な住まいを完成させたいですよね。
私たちスタッフも毎回どんな建物/お部屋と出会うかな?とワクワクしながら現地を見させて頂いています。
これからもリフォーム前とその後をしっかり追いつつ、住みたくなる部屋作り・街づくりをしていきたいと思います!