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ひらい めぐみ
水と歴史が息づく暮らし。三島の街歩きレポート
新幹線で品川から約40分。熱海からはJR東海道本線で二駅先に位置する三島。富士山からの豊かな湧水が流れ、古くから宿場町として栄えてきた街です。
今回は、三島に本社を置く加和太建設の勝岡さんに、いくつかの物件を紹介していただきながら、街を案内してもらいました。熱海とはまた違った文化が育まれてきた、三島の魅力をレポートします。
駅を出て歩きはじめたときに感じたのは、街全体に流れている、活気づいた空気感。昔ながらの店から新しい店まで、新旧の看板が軒を連ねており、お互いの商いを尊重し合っているような雰囲気が伝わってきます。
勝岡さん「三島は江戸時代、箱根越えを控えた旅人が必ず一泊する宿場町として栄えた街でした。昔から外からの人の行き来が多かったという背景もあって、移住して商いや活動をはじめる人を応援する風土が根付いているように思います。三島の人たちは、事業者同士が互いの店を行き来したりコラボイベントを企画することが多いんです。みんなで街を盛り上げよう、という意識が強いですね」
▲ 昭和の面影を残す「看板建築」が点在しているのも三島の街の特徴
最初に案内していただいたのは、起業家たちを支援する施設「LtG Startup Studio」。県内外から入居希望があり、パーソナルトレーニングをオンラインで配信する企業から、ヨガマットを開発する企業など、さまざまな分野の事業者が集まっています。
また、ここでは起業家のピッチイベントや街の交流イベントなど、さまざまなイベントも開催しているのだとか。
施設の一階には「6curry」というカレー屋さんも。
勝岡さん「6curryは、『会員制のカレー屋』として誕生した場所で、LtG Startup Studioでお店を構える現在は、そのDNAを引き継ぎ、『集まった人々が混ざり合い、新しい何かが生まれる場』を目指しています」
▲ 基本的には会員制ですが、曜日によっては非会員でも来店できるようです。詳しくは6curryのSNSをチェック◎
近くには、ウィスキー蒸留所や喫茶店も。蒸留所の「Distillery Water Dragon」は、かつて洋品店だった当時築97年の登録有形文化財だった建物をリノベーションしているそう。
Distillery Water Dragonの向かい側にある「喫茶あんりえっと」は、三島市の日本大学国際関係学部に通う大学生たちが、約10年前に閉店してしまったお店をそのまま受け継ぎ、再オープンしたお店。外観も内観もそのままに、40年の歴史を継承しています。
実際に三島でなにかをはじめたい!と思った人におすすめな物件も紹介してもらうことに。
一件目は、かつて陶器の卸倉庫として使われていた一棟貸しの倉庫。
事務室や客間のようなスペースなどがあり、どんなふうに活用しようかとむくむく想像が膨らみます。
倉庫物件の詳細はこちら▶︎ 路地裏から新たな文化を発信する。三島の中心地に位置する、約100坪の元倉庫一棟
つづいては、店舗の物件。以前はスナックとして営業していた場所です。
ガラスからきらきらと光が反射するライトがついたカウンターや、大人数でもわいわい楽しめるソファー席は、ぜひともそのまま使いたいところ。
近くには現在も営業しているスナックや飲み屋さんがひしめき合う通りもあり、三島のディープな夜を過ごすスポットになっています。
三件目に案内していただいたのは、先ほどのスナック通りからほど近い場所にある物件。
階段を上がった二階は開放的な空間が広がっています。スナックをはしごして、そのまま泊まれるドミトリーにするのも良さそう……と思ったり。
このほかにも、古い倉庫をリノベーションしたレストランと菓子工房「La table de Kudo」や…
幼稚園をリノベーションし、コワーキングスペースやカフェなどが入居する「みしま未来研究所」や…
作品の展示や販売、モノ作り、シェアキッチンでの飲食イベント開催など、さまざまな用途で利用・交流できるスペース「CoDoUみしま」などを案内いただきました。
後半は、源兵衛川でひと休み。川のそばには、清流のせせらぎを感じながらくつろげるカフェも。鴨たちが気持ちよさそうに泳いでいました。
▲ 以前、マチモリ不動産のスタッフが訪れた、川のせせらぎに癒される「dilettante cafe 」
古い建物をリノベーションした新たな拠点が多く、移住者も新しいことをはじめる土壌が整っている三島。
いつかお店を構えたいと考えている方や、都会から少し離れている利便性の良い移住先を探している人にはぴったりな街かもしれません。
気になる方は、ぜひ今回ご紹介したお店やスポットを巡ってみてくださいね。




















