この記事を書いた人
西口
Interview Vol.2|全国のゲストハウスを巡った先に見つけた、自分らしい街との関わり方
「ゲストハウスが好きなんです。」
熱海にいるだけで多様な出会いがある。
ゲストハウスMARUYAのメンバー・株式会社machimoriが運営するコワーキングスペースnaedocoのコミュニティマネージャーとして働いているみっすーさん。以前働いていた仕事を休職したのち、海外、香川県の島、そして様々な巡り合わせがあり熱海へ。
商店街や老舗のお店、人気のお店が多く点在する「熱海のマチなか」で暮らしているみっすーさんの住まい方、働き方についてお話を伺いました。
お住まいは築48年の一室をリノベーションした1LDKの空間。
解体作業にも参加、スケルトン状態から現在のすべすべの無垢の床、ハンモックが揺れる気持ちの良い空間へ。
ーお部屋のお気に入りポイントを教えてください。
みっすーさん:窓際がお気に入りです。施工してくれた大工のバーブさんがハンモックも取り付けてくれて、陽も風も入るし最高なんです。
ー完成してから一度見に行かせて頂いたのですが、窓をあけた瞬間に風がふわっと入ってきて…すごく羨ましいなあと思いました。お部屋ではどのように過ごしていますか?
みっすーさん:和室にはベッドを置いていて、洋室にいることが多いですね。お昼間はあまり家にいないので、夜に仕事が終わって帰ってきたらTVボードの上に置いてあるキャンドルを点けて癒されます。白い壁にすごく綺麗な影ができて、ゆらゆらとハンモックで眺めたり、読書をして過ごします。
ーなんて目と心に優しい空間…!
みっすーさん:あとは友人を呼んだりしていますね。
ドライフラワーや木箱、たくさんの本もインテリアの一部として部屋づくりを楽しむ。
ーリンベーションをしている期間の思い出を教えてください。
みっすーさん:解体作業も参加して、とにかく必死でした!壁や天井も白く塗ったり。3回塗りしたのでとても大変でした。(笑)
ー3回塗り!だからあんなにパキッときれいな白い空間なんですね!納得。
リノベーション、部屋作りの理想やイメージなどありましたか?
みっすーさん:ドライフラワーや植物がすきなので、お気に入りの場所に置いています。あとはお店をやっている知り合いから木箱や、引き出しだけ頂いて、重ねて置いたりしています。
ー木箱かわいいですよね。種類がばらばらなのがまたいいですよね。
部屋とは別に落ち着く場所を。熱海のフラットさ。
ー熱海の好きなところは?
みっすーさん:たくさんのお店、海が近くにあるところです。特に田園という喫茶店が好きでよく行っています。ふらっと海に行ってぼーっとしたり、気分転換になりますね。
ー熱海は純喫茶も楽しめますよね。海は見ているだけで癒されますよね。
ー熱海で働きながら、ここがいいなあと思うところは?
みっすーさん:ゲストハウスやコミュニティマネージャーをしていると、観光客の方や旅人など、たくさんの方に出会えるんです。それがとても面白くて、熱海の好きなところでもあり、凄い部分だと思います。
ー確かに、観光としてもちょっとした移住の場所としてもなんだか入りやすいイメージがあります。
みっすーさん:そうなんです。まるやも、ゲストハウス自体が初めての方が多くいらっしゃいます。共用スペースの造りも含め、フラットな雰囲気、場所であることを心がけています。
旅人と旅人を繋ぐ。地元の方と移住してきた方のコラボレーションを。
ー今後、熱海でどのような住まい方、働き方をしていきたいですか?
みっすーさん:「naedoco」コミュニティマネージャーとして、地元の方と移住された方や2拠点生活の方、リモートワークで熱海に携わっている方を繋げていくことに力を注いでいきたいです。
ー宿泊、コミュニティ…これからの熱海の窓口ですね。
みっすーさん:熱海のことが知りたい、興味がある人ってたくさんいると思うんです。地元の方ともイベントを通して仲良くなったり、コラボをする機会も多くなっています。熱海で働き、暮らす人として「これからの熱海と関係性」をまわりの人と作り上げていきたいと思っています。
ーみっすーさん、ありがとうございました!
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部屋での過ごし方はもちろん、地域に寄り添う形で楽しみながら働く。
だからといって、堅くなく、とても自然。
街とともに暮らし、もっとより良い場所づくりを目指している姿がとても印象的でした。
多種多様な繋がりが、さらにフラットに築ける街になるんだろなあ、とお話を伺いながら感じました。