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DATE2023.11.13

この記事を書いた人

ひらい めぐみ

自分のペースを取り戻す場所。古家具に囲まれた、自然を感じられる部屋で小さくはじめる熱海暮らし。

 

 

マチモリ不動産が運営するマンスリーマンションの募集が今月よりはじまりました。築50年のマンションの一室をフルリノベーションし、内装に合わせてひとつひとつ家具をセレクトしています。

 

 

短期契約なので、おためしで熱海移住をしてみたい方、マチモリ不動産で物件探しを考えていて、リノベのイメージを膨らませたい方、一定期間だけ住み慣れたまちから離れて暮らしてみたい方など、さまざまな利用シーンでご活用いただけます。

 

 

今回は、内装や家具のセレクトをした担当者と設計者から聞いたこだわりポイントをはさみながら、マンスリーのご紹介をしていきます。

 

 

 

元・和室だった佇まいを生かし、木のぬくもりを感じられる空間に

 

 

 

 

全室フローリング、14帖の開放的なリビングダイニングが広がるお部屋ですが、もともとは3部屋の和室からなる空間でした。担当者曰く、「もともとの良さを活かして、古いものを残しつつ、清潔感も感じられる内装にしました」とのこと。

 

 

 

▼ Before

 

 

 

素材として特に意識的に取り入れたのが、木材とタイル。「初めて利用する方でもほっとできるような、あたたかみのある空間に」と、木製の家具をメインに揃えました。

 

 

 

 

タイルは、お部屋のあちこちに取り入れています。玄関で使われるタイルをあえて室内の縁側部分に使っていたり、木製の家具と同色のタイルがキッチンに使われていたり。お風呂は壁と床、それぞれ違うタイルが敷き詰められており、扉を開けた瞬間、気分が高揚する配色になっているので、ぜひおたのしみに。

 

 

 

 

 

 

また、障子だった建具の枠をそのまま残すことで、おおきな窓から外の景色が一望できるようになっています。

 

 

 

▲正面には山、左側には海が望めます

 

障子の奥部分には、マットなグレーのタイル材を敷き詰め、縁側としてリラックスできるスペースを作りました。

 

 

 

▲背もたれのおおきなロッキングチェアはこのお部屋の特等席

 

 

 

セレクトされた家具たち

 

 

お部屋に表情を与えてくれている家具たちは、それぞれこの空間のためにセレクトされたもの。ひとつひとつご紹介していきますね。

 

 

ダイニングテーブル

 

天然木を使用し、自然のぬくもりを身近に感じられるテーブルと椅子たち。こちらは、飛騨高山の家具メーカー「柏木工」のもの。

 

 

 

 

食器棚

 

一際存在感のある食器棚は、古道具そうすけで購入。ちょうどキッチンの水回りを覆うくらいの高さで、キッチンとリビングの空間を分ける役割も。

 

 

 

 

 

ロッキングチェア

 

前述の縁側で登場したヴィンテージのロッキングチェア。担当者曰く、足や手すりの装飾がお気に入りとのこと。背もたれが高いので、しっかりと身を委ねられます。

 

寝室まで届く日の光と鳥のさえずりで自然と目を覚ます朝。がらっと窓を開けると、心地いい風。椅子の上でゆらゆら揺られながら、淹れたてのコーヒーをたのしむ。この部屋で過ごすと、なんてことのない朝のシーンも、非日常に変わります。

 

 

 

 

木製棚

 

床の間だったスペースを活用し、木製棚を設置。こちらはアンティークの和家具を豊富に取り揃える古録展で購入しています。

 

 

 

 

テレビ台

 

テレビ台にも、古道具を使用。こちらは明治時代に寺子屋で使われていた机なんだとか。

 

 

 

 

ミシンテーブル

 

独立洗面台にも、よく見ると実は古道具が……! 熱海の古いマンションには、洗面台がついていないことがしばしば。これを逆手にとり、お部屋に合ったものをいちから作ろうと、ミシンテーブルを台として取り入れ、それにあわせた洗面ボウルや蛇口を設置。ミシンテーブルは福助の絵柄が入ったヴィンテージのもの。

 

 

 

 

 

 

寝室/水回り/そのほか

 

リビングダイニングの空間から少し奥まったところにある寝室。シンプルな生活導線になるよう、寝室と他の部屋を分ける戸をなくしました。

 

(ベッドのサイズはセミダブル、その他にもシングルサイズのお布団が2セットございます。)

 

 

 

 

▼ Before

 

 

 

 

 

▲寝室には、やわらかな明かりが灯る照明に

 

 

 

かつてのキッチンは、奥まったスペースにありました。フルリノベーションするにあたり、「せっかくなら日の当たる開放的な空間でのびのびと料理をたのしんでもらいたい」という思いから、ダイニング側へ新しく設置。冷蔵庫、電子レンジ(オーブン付き)、湯沸かしポット、炊飯器といった家電も完備しています。

 

 

 

 

 

▼ Before

 

 

 

 

▲二口のガスコンロ付き。包丁、まな板、鍋、フライパンなども一通り揃っています

 

 

 

キッチンの隣にはランドリールーム。収納棚もたくさんあるので、衣類や荷物はこちらに収納するのがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

2種類のタイルのコントラストがかわいいお風呂。なんとこちらには温泉が引かれています。猫足のバスタブで温泉がたのしめる物件はかなりレアなのではないでしょうか。

 

 

緑の山々を眺めながら温泉につかってのんびり……。想像しただけで、気持ちよさそうです。

 

 

 

 

 

▼ Before

 

 

 

 

 

お手洗いは、玄関のすぐ横に。ウォシュレットも完備しています。

 

 

 

 

お部屋それぞれの要素もこだわっているのですが、お部屋の電源スイッチや、洗面台の蛇口に、アンティークゴールドの素材を使っていることも、いちおしのポイント。細部まで、暮らしていてうれしくなるこだわりを詰め込んでいます。

 

 

 

 

 

 

おすすめの過ごし方

 

 

まちの中心部から少し離れた静かな場所なので、ワーケーションと二拠点生活の間のような使い方もできそうです。

 

 

 

 

固定費がかかる分、興味があってもなかなか二拠点生活に踏み切れない方もいらっしゃると思います。そういった場合に、家とは違う場所で一定期間生活してみる体験の場としてご活用いただくと、二拠点生活のイメージがわくきっかけになるかもしれません。

 

 

周辺にはちょっとしたお買い物ができるお肉屋さんやお魚屋さん(どちらもお惣菜なども販売されています)、週に2回はコンビニの移動販売が。駅まではアップダウンのある道のりなので、週に1〜2回中心部でまとめ買いをするとよさそうです。

 

 

 

 

お気に入りの本や漫画を持ち込んで趣味の時間にとっぷり浸かったり、ものづくりをしている方は、制作に集中する時間を過ごしたり。

 

 

あらかじめ必要最低限のものが揃えられていることで、「自分にとっては大切なもの」が何なのか、じっくりと考えたくなります。

 

 

 

 

 

せかせかと何かに追われることなく、周囲の様子が目に入ることもなく、ただ自分と向き合う時間を過ごす。いつもとは違うペースに慣れるまでちょっとコツがいるかもしれませんが、ひと月経つ頃には、きっと自分が自分らしくいられるペースがつかめるようになっているはずです。

 

 

 

*

 

 

 

▼ こちらのマンスリー物件について、詳しくはこちらの募集ページをご覧ください。

 

 

古家具と温泉と鳥のさえずり。おだやかに熱海を満喫するマンスリー部屋。

 

 

 

また、下記のようなお問い合わせもお待ちしております。

 

・別荘として買いたいけど、使わない時には貸したい

 

・自己利用で買って使いたいけど、内装デザインを任せたい

 

 

ご相談は、問い合わせフォームより、お気軽にどうぞ。

 

 

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設計 伍藤 留理子

 

内装デザイン・インテリアコーディネート 若月ひかる