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DATE2024.04.28

この記事を書いた人

メアリー

まちを歩いて想像する、これからの熱海 〜物件ツアーと渚の縁日〜

 

こんにちは、メアリーです。

 

3月17日に開催された、マチモリ不動産物件ツアーに参加してきましたので、その模様をご紹介します!

 

当日は、なぎさ中通りを歩行者天国にして行われるマルシェイベント「渚の縁日」の開催日でもありました。物件を見ながらまち歩き、そして渚の縁日を満喫。

 

盛りだくさんの1日のレポートです。

 

 

 

 

今回の参加者さんは、さいきん熱海に引っ越してきたばかりの方・熱海によく遊びに来るという方・熱海在住15年以上になる方などなど…。この日は「熱海のまちをもっと知りたい」という方が多く、ツアーの内容は、まち歩き重視!に決定◎

 

 

渚の縁日が開かれる渚町をゴールに、マチモリ不動産でリノベーションや募集、管理などを行ってきた物件を紹介しつつ、それぞれのエリアの「今」と「昔」を知る…そして「これから」について想像する。そんなツアーとなりました。

 

 

 

銀座町熱海の復活の象徴

 

 

ツアーの起点は、熱海銀座商店街。今や連日観光客で賑わうここも、かつてはシャッター街であったといいます。

 

 

 

 

今では、1階の店舗は全て埋まり、熱海観光のメインストリートに。

 

これからは2階、3階の活用が課題となってくるエリアです。

 

 

 

 

 

今年2月にオープンしたワインバー「La pomme de pin voyage ATAMI」。東京の有名ビストロが熱海銀座商店街のビル2階に移転。15時オープンで昼飲みにもぴったり◎すでに人気店!

 

 

 

 

浜町「回遊性」のある熱海へ、可能性を秘めたエリア

 

 

銀座商店街から一本、隣の道に入れば、そこは浜町通り。

 

銀座町の賑わいを近隣のエリアまで拡大していくための、熱海がエリアを行き来して楽しめる「回遊性」のある街として発展していくための、要になりそうな場所です。

 

 

 

 

▲かつてはお蕎麦屋さんだった「やぶ繁ビル」。現在は地階に音楽が楽しめるクラブ、1階と2階に飲食店、3階と4階には事務所、シェアハウスがあります。一つの建物をリノベ後、複合的に活用しています。

 

 

 

 

▲浜町通りから、4月26日に日本茶スタンド「CHABAKKA」がオープンする建物の中へ。ツアー当日はちょうど、工事が進められているところでした。

 

 

 

 

中央町歴史を今に伝える、熱海の夜を代表する街

 

 

冬には糸川のあたみ桜、初夏から秋にかけてはブーゲンビリアで彩られる糸川を越えると、その先が中央町。

 

 

居酒屋やスナックやバーが多く、熱海で夜を楽しむならここから、というエリアですが、かつては遊郭の集まる赤線と呼ばれる場所でした。

 

 

 

 

 

今でも中央町を歩いてみると、「隠れ三階」や、外壁に記された当時の屋号など…遊郭時代の建築の名残を見つけることができます。

 

 

 

 

▲現代に残る貴重な遊郭建築のひとつ。2023年には現代アートのイベント「ATAMI ART GRANT」の展示会場に使われました。こうした物件が今後、どのように維持活用されていくのか、興味津々。

 

 

 

 

清水町生活の息づかいを感じる、昔ながらの商店街

 

 

熱海で暮らす、となった時、落ち着いた雰囲気と生活の利便性の高さで、清水町に魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。

 

 

大型のスーパーマーケットに近いだけでなく、古くからの個人商店も残っていて、ローカルな暮らしの空気を感じられる場所です。

 

 

 

 

▲かつて、芸妓さんのシェアハウスとして使われていた一軒家。独立洗面台を設置するなど、水回りは現代の生活様式に合わせてリノベ済み。今もシェアハウスとして活用できそうな、趣ある古民家です。

 

 

物件紹介記事「熱海のマチカド一軒家でのびのび暮らしてみませんか?」

 

 

 

 

渚町海と熱海の街のスキマ、新しい挑戦が生まれる街

 

 

ツアーの終点は、海沿いの渚町。潮風の香りと、思わず足を踏み入れたくなるような、こっそりとした魅力をまとう細い路地。

 

 

 

 

ここ数年で新たな飲食店、雑貨店などが次々と開業し、活気を見せています。

 

 

目まぐるしく変化を続ける今の熱海の中でも特に、新しいものが生まれる時のワクワクに満ちている場所なのではないかと感じます。

 

 

そんな渚町で開かれる渚の縁」も、「上手く出来るかはわからないけど、やってみたい」「まずは、小さくチャレンジしたい」そんな気持ちを応援するために生まれた催しです。

 

 

 

いよいよ「渚の縁日」

 

 

渚の縁日は、昨年11月に続き今回で2回目。

 

 

 

 

フード&ドリンク、ハンドメイド作品、占いなど、多彩な出店者が集まりました。アイリッシュ音楽や、歌のライブ、DJによるパフォーマンスも大盛り上がり!

 

 

 

 

音楽に包まれた通りを歩いているだけでも、何だか気分がウキウキしてきます。

 

 

 

 

▲焚き火を囲んで、山で過ごすようなのんびりとした空気感を提供する「alaharasuyafo」。焚き火で温めたコーヒー、美味しそう…!

 

 

 

 

▲渚町の人気店「marunowa」は渚の縁日限定、テイクアウトメニューを提供。

 

 

 

 

 

▲どんぐりでお菓子や絵本などが買える「どんぐり商店」と、日本円をどんぐりに交換できる「どんぐり信用金庫」。

 

 

 

 

▲目の前で焼かれる、「釜鶴」のこだわりの干物。炭は「未来創造部」のプロジェクトで、端材や剪定枝など地域の未利用資源から作られたもの。

 

 

 

 

▲誰でもふらりと立ち寄って、ちゃぶ台を囲んでくつろげるスペース「秘密基地まるみえ」。まるで友達の家に遊びに来たかのよう。中の様子は通りのモニターにリアルタイムで映され、YouTubeでも配信されていました。

 

 

 

 

明るい時間帯から夜まで、人が絶えず、自由に混じり合う渚町の風景を眺めていて、思ったことがあります。

 

 

 

 

 

老若男女、熱海市内外から、さまざまな人が集い、それぞれのかたちで同じ時間を共有できる場所があるって、本当に嬉しいことだな、と。

 

 

 

 

 

細い通り、人と人とが近くなるこの街だからこそ、この温かな賑わいが生まれるのかもしれません。渚町に、そして熱海に関わる人々のエネルギー、可能性を改めて感じました。

 

 

次回の渚の縁日は、5/18(土)、7/20(土)にも開催予定とのこと。

 

 

次回以降もまた遊びに来たいな、そしていつかは、自分も出店者側で。決して気負わず、でも前向きにそう思える、これからの熱海がいっそう楽しみになるイベントでした。