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DATE2022.12.18

この記事を書いた人

メアリー

暮らし始めた街のこと、これから暮らす街のこと

こんにちは、メアリーです。

 

 

私は現在、東京で暮らしていますが、今年の7月頭から9月末まで、熱海に部屋を借りて滞在していました。

 

 

東京の生活に戻って以降も、月に数回の頻度で熱海には訪れており、熱海にもう一度住む場所を持とう、と決めたのがつい最近のことです。

 

 

夏の滞在中は日々、熱海の街を歩き回ってはいたのですが、人から街を案内してもらう機会は意外と、なかったことに気が付きました。

 

 

また、熱海に住み始める前に、自分以外の人の視点から街を紹介されてみたい、改めて街を歩き直してみたいと思い、ツアーに参加させていただきました。

 

 

今回は「熱海物件ツアー」を通じて感じたことを、書かせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

11月26日、ツアーの参加者は、自分を含めて5組。

 

 

 

 

熱海に移住された方、熱海に別荘を持っている方、他の地方に住んでいる方、バックグラウンドは様々です。

 

 

ツアーに参加を決めた動機も様々で、いずれ熱海でお店を開きたいのでリノベーション物件を見たいという方もいらっしゃれば、宿泊業に関心があり観光の街として熱海を詳しく知りたい、という方もいらっしゃいました。

 

熱海がこうも多彩な方々の興味を惹く街であることは、数カ月だけ暮らした身ではありますがどこか誇らしくもあります。

 

 

ツアーの集合場所は銀座商店街。週末、観光の人々で賑わうこの商店街からまち歩きが始まります。活気に満ちたこの通りも、10年程前までは三分の一が空き店舗だったといいます。

 

 

熱海のまちづくりは、最初にここ、銀座商店街にカフェ、ゲストハウス等を作るところから始まったそうです。

 

 

 

 

まずは小さな範囲にお店を固めて、人の集まる場所を生み出した結果、今日の熱海の賑わいがあるのだと思うと、感慨深いものがありました。

 

 

 

商店街から移動し、最初に向かったのは、古い建物をリノベーションされた社員寮です。

 

水回りを整え、壁は明るく塗り直したほか、大きな手は加えていないという部屋。

 

 

 

 

熱海のリノベーション物件は、工事が完了してから住民を募集する場合もありますが、その建物に住みたいという方が先にいて、希望に合わせてリノベーションを行う場合も最近は多いようです。

 

 

この物件の近くには江戸時代から続く「古屋旅館」が建っています。その駐車場の壁に、突然現れる色鮮やかなフレスコ画。

 

 

 

 

こちらは画家の長谷川路可により、大浴場の壁画として1957年に完成されたもの。

 

使われなくなって20年以上放置されていたという大浴場は、フレスコ壁画をそのまま残し、駐車場としてリノベーションされたのです。

 

 

 

次は、マチモリ不動産の事務所を見学します。

 

 

この事務所も勿論、リノベーション物件。

 

事務所の壁に据え付けられた木箱は、地元のひもの屋さんで、干物を入れるのに使われていたものだそう。

 

 

 

 

何とも熱海らしい、遊び心のあるインテリアです。

 

 

 

続けて、リノベーション予定の空き店舗に立ち寄りつつ、糸川沿いを歩きます。

 

 

 

 

今後、熱海を一層盛り上げていくための課題は、街路の開発だと伺いました。

 

 

駅前や銀座商店街には有名な飲食店が並び、それらを目指して熱海にやって来る人も増えましたが、街全体を散策して楽しんでもらうことが十分にできていない、というのは私も感じていたところです。

 

 

 

 

空き店舗を減らし、街路の景観にも魅力を与えることで、見て歩いて発見を楽しめる街。そんな熱海の未来が楽しみになりました。

 

 

ビーチに面した渚町は近年、飲食店が増え活気を得つつあるエリア。

 

 

この辺りは埋め立て地で、かつての海岸沿いには松の木が並んでいたとか。

 

 

作家の太宰治は熱海滞在中に『走れメロス』を執筆していますが、当時はあったというその松並木を含め、作中には熱海をモデルに描かれた情景が多いそうです。

 

そう聞くと『走れメロス』も久々に読み返したくなります。

 

 

 

一行は再び銀座商店街の方へ戻ってきて、カツカレーの有名な老舗レストラン「宝亭」の2階に上がります。

 

元は店舗の一部として使われていたそうですが、今は撮影やイベントに使用できるレンタルスペースとなっています。

 

 

 

 

壁や床にバーカウンター、椅子やテーブル、ランプなど、フロア全体がレストランとして使われていた時の状態で保たれています。

 

その場に佇んでいるだけで、年月の重みに胸がときめきます。

 

今では貴重な古い時代の建築や、調度品が大切に守られているだけでなく、人々に広く活用されているのは、本当に素敵なことだと思います。一見の価値ありです。

 

 

 

宝亭レンタルスペースのご利用はこちらから。

 

 

 

ツアーの終着はコワーキングスペース「naedoco」

 

人々の行き交う銀座商店街を見下ろす場所、広い窓からは自然光が差し入り、明るく開放感のある空間。

 

私自身も時々利用していたのですが、伸び伸びとした気分で仕事ができます。

 

壁のブラックボードなどは利用者の方々のDIYなのだそうです。

 

使う人自身が考え、作ってきた場所だからこそ、こうも居心地が良いのかもしれません。

 

 

 

 

ここまで書いたのは、「熱海物件ツアー」で私の見たものの、ごく一部に過ぎません。

 

ツアーの道のりには、他にもリノベーションされた物件や、地元の飲食店が沢山ありました。

 

それらについては、中に入れなくても前を通る都度、ツアーを先導するマチモリ不動産のスタッフさんが説明を加え、飲食店であれば店の特色や美味しいものについて紹介してくださいました。

 

 

私は3カ月間熱海で生活していましたが案外、まだ知らないお店が多いことに気付かされました。

 

 

今回のツアーは、熱海に馴染みのない人はもちろん、熱海に住んでいる人、住んだことのある人も、「物件」という少しひねった角度から熱海の街を再認識できる、面白いイベントだったと感じます。

 

 

今後もこういったイベントがあれば参加したいですし、いつかは自分が誰かに街を紹介できるようにもなれたら、と思います。