熱海駅から、徒歩10分。

賑やかな駅前の平和通りを抜けて、海へと緩やかに坂を下っていきます。

熱海土産としても人気な干物のお店、新鮮な海鮮料理が食べられるお店、坂に沿って続く海のまち熱海の風情の中、建物は現れます。

金属製の門扉に手を掛け、素朴なコンクリートの壁に囲まれながら階段を上ります。

お部屋は5階、青い玄関扉の先、廊下を進むと…そこには、建物の外観からは想像できなかった世界が広がっていました。

お部屋の間取りは2K。広さは約50㎡です。

まずは正面の大きな窓に、目を奪われます。

光の源に近付き、カーテンを開けると…

視界に広がる青い海。窓も開ければ、部屋中を吹き抜けていく風。

この窓は東向きなので、寝室にすれば、朝日と共に目覚めることができそうです。

陽射しに包まれた室内を改めて、見渡していきます。

備え付けの飾り棚。まるで、旅館の一室に迷い込んでしまったかのよう。

リフォームされた和室の壁は、モダンなデザインになっています。

和室の手前のフローリング部分には、収納スペースと大きなダイニングテーブル。

隣の和室に進んでみましょう。

こちらの部屋には、東向きの窓の下に小さな収納。

南向きにも窓が付いています。

これだけ日光が入れば、冬も温かいでしょう。

夏は風通し良く、一年を通して、快適に過ごせそうです。

南向きの部屋から、飾り棚の部屋を眺めてみます。

壁に、襖に、天井まで、統一された色彩が、何ともおしゃれです。

こんな和室で暮らすのなら、書道や茶道、華道など…部屋の雰囲気を活かせる趣味に挑戦したくなります。

あるいは、壁や飾り棚に絵、写真、彫刻…いろいろ並べて、お気に入りのディスプレイコーナーにもなりそうですね。

お次は水回りへ。

キッチンスペースに洗濯機置き場があるため、調理に使える場所はやや狭め。

食器棚を移動したり、ダイニングテーブルの活用など、工夫も必要になってきます。

キッチン横のトイレは、ウォシュレット付き。

ピンク色のタイルと、石を敷き詰めたマーブル模様の床は、設備の新しさの一方で、レトロな印象です。

トイレとお風呂は別になっています。

全面タイル貼り。よくぞこのお風呂をバスタブにリフォームせず残してくれた、と感動しました。

歴史ある温泉宿を思わせる佇まいです。