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DATE2025.02.18

この記事を書いた人

ひらい めぐみ

EVENT REPORT|銀座商店街・渚町物件ツアー and 熱海のまち歩き

 

かつてのシャッター通りだった面影がないほど、今や毎日観光客で賑わう銀座商店街。そこから海沿いの方へ進んだところにある、老舗の飲食店が残り、下町の風情が感じられる渚町。

 

 

今回は2月9日(日)に開催した、市内の中でもそれぞれ違った発展を遂げている銀座商店街と渚町の物件を巡るツアーとまち歩きの様子をお届けします。

 

 

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今回のツアーの参加者は6組。当日は熱海市内に在住する方だけでなく、都内にお住まいで、いずれ熱海でお店をひらきたいと考えている方や、熱海で物件をお探しの県外の方、熱海と2拠点をされている方もご参加くださいました。

 

銀座商店街を歩きながら、マチモリ不動産の代表である三好がここ数年での変化についてを説明。

 

三好「かつてはシャッター通りだった銀座商店街は、今や賃貸で1坪あたり3〜4万円に高騰しています。魅力的なお店が集まってほしい一方、新しくお店をはじめたいと考えている個人の方にとっては挑戦しづらいエリアになりつつある…という状況でもあります。」

 

 

 

 

ツアーの最初は、熱海銀座から徒歩3分の場所に位置する賃貸の住居物件へ。

 

かつては8割ほどが空室になっていましたが、入居者の希望にあわせたリノベーションを行える物件として募集をすると、一年で満室になりました。

 

 

 

 

三好「リノベーション費用は大家さんに出してもらい、住む人を募集するのですが、全室の費用を出せない場合は投資家の方にサブリースするケースもあります。住む人を先に決めているので、投資する方はきちんと費用を回収した上で利益も出せるようになっています。」

 

 

つづいては、暮らしと商いが穏やかに融合する細い路地にある物件へと向かいます。

 

 

 

 

 

外観、内観ともに、しっかりと築年数ぶんの古さを感じますが、リノベーション次第でユニークなお家になりそうなポテンシャルを感じます。

 

 

 

 

 

三好「かつては銭湯がいくつも市内にあったので、昔はこのような風呂なし物件がよく出ていました。現在、熱海の銭湯はもうなくなってしまいましたが、最近新しくつくった銭湯『渚ゆ』が近くにあるので、銭湯付きアパートとして貸し出す予定です。」

 

 

「渚ゆ」は、築60年の空き家をマチモリ不動産が購入し、リノベーションした銭湯。すぐ近くなので、こちらも見学しました。

 

 

 

 

2階部分まで吹き抜けになっているので、実際の広さ以上の開放感。

 

現在はguest house MARUYAの利用者など、試験的に運用をはじめています。

 

 

 

 

 

渚町を歩いていると、工事中の敷地があちこちに。現在は下町らしい趣きが残るエリアですが、熱海の中で今もっとも変化しているエリアでもあります。

 

 

三好「渚町は土地坪単価がここ5年でどんどん上がっています。2〜3年前から再開発を狙って土地建物の買収が進んでおり、今後10年で一番変わるのが渚町エリアです。私の想像では、新しいビルやホテル、分譲マンションが立ち並び、新しい物件に個人のお店は入りづらくなるはず。そうなってくると、今度は初川や中央町のほうに個性のあるお店が移動していくのではないかと思います。」

 

 

…と、残念なことだけではなく、栄えるエリアが広がるという利点もあるとのこと。

 

 

 

 

住居用の物件から、今度は店舗物件へ。こちらの建物は、以前呉服屋さんが営まれていた場所。地下にはお風呂などの水回りスペースがあり、1階と2階は店舗用フロアが、3〜4階は住居になっています。

 

 

三好「新しく事業をはじめる上で気にするべき大事なポイントは『今、このまちに必要とされていること』。住む人にとって今必要な業態が増えることが、まちの発展へとつながります。そういう観点からこの建物の活用方法を考えてみると、サウナ施設なんかは狙い目なんじゃないかと思いますね。」

 

 

熱海市内を見下ろせる開放的な屋上で外気浴したら、たしかに気持ち良さそう……! とおもわず想像が膨らみました。

 

 

 

 

 

この日は熱海桜がちょうど見頃。お花見に訪れた観光客で賑わっていました。

 

 

 

 

 

ツアーの最後に訪れたのは、お蕎麦屋さんの宴会場だったフロアを改装した、隠れ家レストラン。

 

ツアー直前にちょうど申し込みが入ったところでしたが、リノベーションの事例として見学しました。

 

 

 

 

 

三好「ここはマチモリ不動産として1棟借りていて、フロアごとに運営委託をしています。1階は若い人が立ち寄れる『アタミスタンド』とシャンパンを立ち飲みできる『awasuki』、3〜4階はシェアハウスが入っています。熱海には期間限定で働きに来る人がいるので、そういった中期滞在者向けの宿としての運営も予定しています。」

 

 

 

 

5つの物件を巡り、今回のツアーは終了。

 

この日は日曜日とあって、平日以上に熱海商店街はたくさんの観光客の方で賑わっていましたが、今後は渚町エリアの開発が進むにつれて、人の流れが少しずつ変わっていくのかもしれません。

 

 

 

 

 

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今後も、店舗用物件ツアーだけでなく、熱海へ移住を考えている方・熱海のまちがお好きな方に向けた物件ツアーや街歩きイベントなどを不定期で開催していく予定ですので、ぜひぜひふるってご参加ください。

 

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